再び人質事件について

ネット上のサイトを見てると暗澹たる気分になります。
いたるところで「記者会見に応じないのはおかしい」とか
PTSDなんて信じられるか」とか
もうそんな意見ばかりです。
家族の記者会見の模様を見ましたけど、
なんでPTSDじゃないって言い切れるのかわからない。
なんでも1ヶ月しないとPTSDとは言えないらしいのですが、
現時点でその兆候が見られることは充分にありえるわけだし、
精神状態を悪化させないためにも休養を取るのは別に悪いことじゃない。
弁護士の方がおっしゃってました。「彼らは犯罪被害者である」と。
思想的に彼らは反戦活動家であるから、ここまでエキセントリックな反応が
出てくるのだとは思いますが、それとこれとは関係ないと思いますよ。
彼らが自衛隊支持者だったら、こういう反応をネット上ではしますかね?
(まあ、支持者がイラクに行くなんて事はなかなかないとは思うが)
また、産経新聞はナイフ突きつけ映像はやらせだったという記事を書いてます。
http://www.sankei.co.jp/news/040418/sei039.htm
で、だからなんだというのでしょうねえ。共犯者だとでも言いたいのでしょうか?
そりゃ脅されたら協力ぐらいする人もいるんじゃないですか?
少しずれますけど今回の騒動で一層新聞の社論の差別化が出てきたと考えています。
あきらかに読売・産経は政府よりだしい自己責任論に基づいた記事構成でした。
逆に朝日・毎日はその逆を行っていました。
このような状況は欧米のメディアはでは当たり前でしょうが、
日本でもいよいよ生まれつつあるのかもしれません。
閑話休題。話しを戻します。