winnyについて

私は開発者の逮捕について強い憤りを感じます。
例えば以下のような利用方法の方がいるとしましょう。
1、アニメのOP・ED動画の収集
2、廃盤になった歌の収集
以上の2点を行っています。
確かに著作権侵害かもしれません。
しかし、技術的に1のようなことをすることが出来なく、
ビデオを借りて行うことが出来なかった。
そこで、このような技術が出てきてとても便利になった。
2については、CDを借りて行えばよかったでしょう。
これについては反省すべきかもしれません。
しかし、廃盤になった歌というのはなかなか収集困難です。
これを補うべく、使用していました。


この例の行った行為は違法かもしれませんが、P2P技術は
このような人の求めていたものを満たしてくれました。
それも後者は、この技術がなければ満たせなかったかもしれません。
私は、47氏の言うように今の流通システムというのは
いびつで構造改革が必要だと思います。
例えばデータで音楽をUpしておけば市場で流通させるよりも
よっぽど安く済むし、データを残すことが出来るはず。
47氏の行った行動はこの現状を問題提起するに充分だったと考えます。


また、今回の逮捕は別の問題もはらんでいます。
何故なら、技術そのものは違法なものとして出していないのも関わらず、
ツールとして使用されているというだけで、逮捕したからです。
まあ、これについては他の所でも言及しているでしょうから省きます。


しかし、逮捕前にあった「winnyによって個人情報流出」という記事。
これは、私の憶測ですが、多分京都府警からのリークなんでしょうね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/04/30/20040430ddm041300090000c.html
問題にすべきなのは、winnyではなくセキュリティが甘い
官庁・企業そして個人だと思うのですが。
こうやって堀を固めていくんでしょうね。
人質事件のように。