胡散臭い企業

胡散臭い企業が幅を利かせる時代になってきたなあと感じる。
ライブドアソフトバンクの胡散臭さは言うまでもないし、
ネットワーク・ビジネスと称する、マルチまがい商法をやってる会社は
ゴマンといる。(なにせ「NW」という雑誌まである)
ドンキ・ホーテもその企業の一つだと自分では捉えている。


今回の連続放火事件で、被害者でありながら擁護の声はほとんどあがらず、
逆に今までの住民との摩擦や取引関係に関わる話と絡められながら非難されている。
火災とこれまでの様々な疑惑や衝突は別であり、責められるべきは放火犯でありという声がある。
確かにそうだ。
3人もの尊い命を奪った犯人は許せない。
しかし、それとは別にドンキの責任もあろう。
行ったことがある人は分かると思うが、あの店内に入るとどこが避難口なのかわからないし、
逃げる時も通路が狭くて、本当に大丈夫なのかという気持ちになる。
しかし、ドンキは「問題ない」という。
本当か?本当にそうなのか?あの山のように積み上げられた商品が落ちてこないと
自信を持っていえるのか?通路の狭さで人が通れないことはないのか?
もちろん、100%大丈夫なんていうのはありえないことだが、
少なくとも消防査察で違反を何箇所も指摘されているのだから、問題がないなんて言えないだろう。


この企業は自分の非を認めようとしない。
それは、ニュースリリースを見ればわかる。
http://www.donki.com/041217.pdf
3名の死者を「殉職者」に仕立て上げ、「自分たちは避難誘導を万全にした」と言い放ち、
全ての責任を放火犯になすりつける。
いや、普通アルバイト店員が再び中に入って逃げ送れた人がいないか確認するなんてありえないだろう。
さらに言えば、火災の時のマニュアルが徹底してれば、再び中に入るなんてしないだろうよ。
このニュースリリースを見ると、あの社長の会見はやはりウソだったんだなとわかる。
会見で責任を取るといえば、普通は辞任だろうよ。それなのに、辞任をしないんだって。
それに、「お客様第一主義」なら、査察後に危険物を元の位置戻すなんてことしないだろうよ。



この企業の胡散臭さはそれにとどまらない。
他のニュースリリースを見て愕然とした。
報道でなんらかの疑惑が報道されると、ニュースリリースを発表しているようだが、
不通の企業なら「事実関係を調査」とかせいぜい「事実に反する」程度の文章だろう
http://61.206.41.90/ir/pdf/040618.pdf
「・・・あたかも真実であるかのような誤解を招く編集方法は「さすがフライデー!」
と舌を巻くとともに・・・」
って、普通の企業ならこんなバカ丸出しの文章かかんだろ!ニュースリリースだよ?
なんか武富士と同じにおいを感じてしまう。


今後、放火が続くかどうかわからないが、ドンキのこの企業体質は
いつか絶対行き詰まる日が来て欲しいと願っている。
そうでないと、社会はよくならない。




追記:そういや、ドンキでの万引きで捕まった女性、その後の情報が出てこないが、
やはり冤罪(放火の疑いについて)だったのだろうか。
どうも、これもドンキがニュースリリースで「防犯カメラで捉えた」と発表したために、
逮捕に踏み切らざるをえなかったという話しと聞いたが。
もし、この女性が犯人でなかったとしたらドンキのせいで冤罪が生まれたということに
なるのかもしれないなあ。