最近のボーイズ・オン・ザ・ランを読んで

スピリッツに連載されている
花沢 健吾作の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」が面白い。
前作「ルサンチマン」は「オタク」がブームに
なったことも影響したのか、かなり話題になった作品だった。
前作と同様、下流に生きる人間(仕事が出来ない。
彼女が出来た事がない。男らしくない。)を
描いている。ただ、オタクでブサイクという要素は
ないという点が前作と違うけど。


前作は最後は壮大なスケールになったが、
今作ではそこまで壮大なスケールではない。


ただ、私は今作の方が好きだったりする。
おそらく、前作は女を作ることにあきらめきっていた
主人公が仮想現実にはまっていく様子だったが、
今作では、それなりに彼女をほしがっていて、
あこがれの子もいるけど・・・。
というシチュエーションから始まっているからだろうか。
自分も主人公と同じように、恋愛関係は
どうしようもなく不器用で、ぶつかってみて、
砕けて、そんなことを繰り返しているからだろうか。
主人公とも年齢近いしね。


特に、この1・2週は、漫画をたくさんよんでるくせに
笑ったりほろっとしたりというリアクションをあまりしない
私なのに、コンビニで立ち読みしていた際に
思わず顔を紙面からそむけてしまい、数日後まで読めなかった。


今後の展開はどうなるか、わからないが、
今、楽しみにしている漫画の1つである。


ちなみに、こんな解説ブログを見つけたので、
貼り付けておきます。
http://mangaen.blog30.fc2.com/blog-entry-246.html
http://mangaen.blog30.fc2.com/blog-entry-247.html
http://mangaen.blog30.fc2.com/blog-entry-300.html

ボーイズ・オン・ザ・ラン 1 (ビッグコミックス)

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