オウムねえ

ミクシィのニュースを見てたら、
「絶対者の地位、子に継承準備=オウム真理教の活動報告−公安・警察両庁」
という記事を発見。

私としては、「ああ、また公安系が自分達の組織を
維持しようとオウムをネタにしているよ」と思ったのですが、
ミクシィ内での反応を見てると、素直に受け止めている人が
多いようで。

私は色々な媒体を見て、聞いて感じたことは
少なくとも今のオウムには犯罪を実行する事は出来ないと
思っている。
でも、おそらくまた麻原が蒔けといえば幕だろうとも思う。
まあ、信仰なんてそんなものだと思う。

宗教は危険だとか無意味だという人は多い。
私は一応、無心論者だけどごく近い肉親に
新興宗教入っている人がいるから、信仰の素晴らしさと
危うさを実感している。

でも「危険」というレッテル貼りをし、
対話を閉ざす事で世界はより貧しい世界になると思う。
森達也氏がよく言うことだろうけど、
思考停止をしてはいけない。
安易なレッテル貼りは何も生まない。
オウムや麻原の弁護団の主張を聞いた事はありますか?
麻原の肉親の声を聞いた事はありますか?
法政の例にたとえても、
?だからと言って、聞く事を拒否していませんか?

何か、こういう人達を「バカ」と一刀両断する人は
「私はあなた方より上にいますよ」という思考が
あるように思えてならない。

それは「チョン」とか「犯罪人は死んでしまえ」
見たいな暴言を吐く人にも感じる。

私はとりあえず全てに向き合いたいと思ってるし、
世の中は2項対立ではないと思っている。

・・・なんか森達也氏の文章劣化版みたいだなあ。
でも、そう思っているから仕方がない。

そういや、「A」が札幌で上映された時は
上映後に映画館を出ると、信者らしき人が
ビラ配ってたなあ。
彼らは今も信仰を続けてるのだろうか。