また不当か
メーデーの前日にサウンドデモをやっていた方々が
逮捕されたとのニュースを得ました。
以下のサイトに情報が載っていますが、
そこに当日のデモの模様が映し出されています。
その映像を見ていると、先日の法政大学での
29人逮捕を思い出さざるを得ません。
許可されたデモをやっただけで、
何故逮捕されなければならないのか?
道交法違反や公務執行妨害などの罪名で
逮捕されていますが、どれも微罪逮捕もいいところ。
普段なら逮捕されない容疑です。
映像には大量の警官や指揮車らしき車が映し出され、
逮捕する事が前提であったことが容易に想像されます。
そして、白々しいアリバイ的な呼びかけ。
この数年間で公園のトイレの落書き事件や
立川の反戦ビラを契機に微罪逮捕が相次いでいます。
そして、早稲田や法政でも逮捕事件がおき、
今回また逮捕事件が起きました。
この事態を静観する人は言います。
「彼らは人に迷惑をかけたからつかまったんだ」
しかし、本当にそうなのか。
彼らとそれ以外の違いは、ちょっと抗議の声を
あげただけの違いにすぎません。
それほど大きな違いはないのです。
人は不満を多く抱えています。
そして、その不満が行政や政治であれば
デモやビラで訴えかけるのも一つの政治手法であるはずです。
賃金が安いという思いは多くの人が抱えている事でしょう。
その思いをちょっとだけデモという形で表しただけで
逮捕される事になれば、私たちは何も言う事が出来なくなります。
異常事態を私は静観できない。
静観できるほど世の中に擦れた人間でいたくない。