また不当か

メーデーの前日にサウンドデモをやっていた方々が
逮捕されたとのニュースを得ました。
以下のサイトに情報が載っていますが、
そこに当日のデモの模様が映し出されています。

http://mayday2006.jugem.jp/

その映像を見ていると、先日の法政大学での
29人逮捕を思い出さざるを得ません。
許可されたデモをやっただけで、
何故逮捕されなければならないのか?
道交法違反や公務執行妨害などの罪名で
逮捕されていますが、どれも微罪逮捕もいいところ。
普段なら逮捕されない容疑です。
映像には大量の警官や指揮車らしき車が映し出され、
逮捕する事が前提であったことが容易に想像されます。
そして、白々しいアリバイ的な呼びかけ。

この数年間で公園のトイレの落書き事件や
立川の反戦ビラを契機に微罪逮捕が相次いでいます。
そして、早稲田や法政でも逮捕事件がおき、
今回また逮捕事件が起きました。

この事態を静観する人は言います。
「彼らは人に迷惑をかけたからつかまったんだ」
しかし、本当にそうなのか。

彼らとそれ以外の違いは、ちょっと抗議の声を
あげただけの違いにすぎません。
それほど大きな違いはないのです。
人は不満を多く抱えています。
そして、その不満が行政や政治であれば
デモやビラで訴えかけるのも一つの政治手法であるはずです。
賃金が安いという思いは多くの人が抱えている事でしょう。
その思いをちょっとだけデモという形で表しただけで
逮捕される事になれば、私たちは何も言う事が出来なくなります。

異常事態を私は静観できない。
静観できるほど世の中に擦れた人間でいたくない。