広がってますねえ

例の大谷昭宏の問題、どんどん広がってますねえ。


どうやら、大谷氏はさらに踏み込んで、

秋葉原日本橋で蔓延っている幼児ポルノを描くだけで、作者に厳罰化を科すべきだ!」
「2次元であっても、それが犯行の遠因になっている。こういう連中は『描くのは自由だ』と主張するが、
それを見て影響され犯罪を犯す者がいるかぎり、規制すべき」

一方で、メーガン法の導入には消極的。
どうも、一貫性がないと思えるのは私だけだろうか。
メーガン法を施行することによって法的に不利益を被る人が存在し、
それが人権侵害になるのであるならば、同様に表現規制をすることによって
被る不利益も鑑みなければならなく、表現規制を賛同する立場になるはずはないのだが。
さらに言えば、大谷氏の言う規制によれば、何ら罪のない者に対して
規制を強化させることにならないのだろうか。
そもそも、「幼児ポルノ」の概念には「絵」は含まれないのが、一般的であり、
反抗の遠因になっているだとか、影響されれ犯罪を犯すものがいるとの論は
実際に証明されていないアサーションであることは、AMIが指摘してきたことだ。
精神科医香山リカ氏も同様の理由から規制には反対の立場を取ってきている


そういえば、サブカル評論家の唐沢氏が、以下でこの問題に触れている
http://www.shakaihakun.com/data/extra.html

 大谷昭宏がモウロクして半ばボケかけているということに関してはこの『社会派くん』対談でも折にふれ言及している(私の個人日記でも)。はっきり言えば時事ウォッチャーでそのことを実感していない人間は大谷と派を同じくする者であっても少数派ではないかと思う。こんなカス発言、放っておけばすぐ忘れられるものであったはずだ。ところが、これにAMI(マンガ、アニメ、ゲーム等に関する情報を交換しあうメーリングリスト)などというオタク団体が質問状を送りつけ、これに大谷が怒って態度を固くし、それに乗じて無責任な祭り好きネット人種たちが事を荒立てて騒ぎたて、その反作用でまた大谷がマスコミ等で執拗にオタク批判を繰り返す、という悪循環を生んでいるらしい。

 だから、やめとけ、と言ったのである

詳しくはリンク先を読んでいただきたい。
確かに唐沢氏の言うことは、1つの戦略ではあると思う。
しかし、だからと言って、声を上げないのが正しいのかと言うと、疑問が残る。
近年は、社会秩序維持の名のもとに簡単に法規制をしてしまうと言う風潮が存在する。
その中で、黙っていれば規制を進めてしまう危険性がある。
それを防ぐためにも、声を上げることは大事なのではないだろうか。
また、大谷氏がマスコミ業界でもモウロクしてるとの声が聞かれると言うことを
唐沢氏は述べており、ほっとけばいいというが、
それでも、大谷氏はTVで使われ、意見を発信している。
大谷氏のような、不勉強なままで意見を発信することを防止するためには、
声を上げることは大事なのではないだろうか。