ゲド戦記 in 日劇PLEX

会社に行ったら、突然のシフト変更により、
本日休日ということに。
会社行った意味がねー。

折角なので「ゲド戦記」を見ることとする。
14:10の回に行ったが、客の入りは7割程度か。
ジブリ作品らしく老若男女の客の構成。

で、感想。
うん。まあ。なんだ。その。・・・。
いや、別に期待していたわけではなかったんだよ。
でもさ。少しくらいはエンターテイメントしてると思ったんだよ。
で、見始めたらそんなのこれっぽっちもない。
宮崎駿も説教臭い作品が多かったけど、それでも
エンターテイメントとしてどう魅せるかを考えていたと思うんですよ。
でも吾郎ちゃんはそんなのほとんど考えていないのか、
直球ど真ん中で説教をかましてきました。

ちなみにアレンはやっぱり吾郎ちゃんを投影してるのかな。
アレンも親父に対して、かなりのコンプレックスを持ってるようだったし、
なにかと鬱屈していて、そんでたまにキレる子になったり、
現代の若者と自分をミックスさせて作ったキャラに見えました。
なんかそんなアレンに腹立つ私。
アレンのセリフを聞いていると、吾郎ちゃんが駿にどれだけ
コンプレックスを抱いているかを感じてしまった。
「父は立派な人でした・・・。」

テルーは可愛かったな。
久しぶりに宮崎系らしいヒロインだなあと感じましたねえ。
音楽も悪くなかったと思う。

結局、個々のパーツは良かったんですよ。
でも、それを組み立てる演出や脚本がダメだったと。
まあジブリ作品を期待して見に行った人間にとっては
間違いなく駄作に映るでしょうね。
通常のアニメ作品としてみた時は、まあ脚本が
ヤバイ作品で劇場公開している作品なんて
いくらでもあるわけで・・・。アレとかコレとか。
ただ、それでももう少し頑張った方がいいかと思うので、
やっぱり及第点はあげられないなあ。

まあ、吾郎ちゃんは親越えを目指して頑張っていくしかないね。
今回の作品では少なくとも越えられなかった。
どの宮崎作品よりもつまらなかった。
ここからどう挽回していくか。期待半分で生暖かく見ていこう。